子どもの名前とひらがなの関係性
新しく生まれてくる子どもに名前を付けるときというのは、
どうしようもなくワクワクドキドキするものですよね。
「どんな子に育つだろうか」と考えていると、「あんな名前も良いな、こんな名前も良いな」と、
これからのことが楽しみで仕方なくなってくるものです。
しかしそれと同時に、「いったいどういう名前が良いんだろうか……」と、
頭を抱えたくなることもありますよね。
ですが子どもの名前というものは、その子の人生、この先何十年にも渡ってその子と共にあるものです。
どれだけ頭を抱えても、考えすぎだということはないでしょう。
頭を抱えつつも、しっかりと考え抜いて命名してあげましょう。
さて、子どもの命名のときに気にすることのひとつと言えば、
「どんな漢字を使おうか」ということではないでしょうか。
同じ「ハルカ」という名前だとしても、「遥」と「春香」では印象が随分違ってきますよね。
そこに込めたい意味や苗字との兼ね合いなども考えて、いろいろと候補を考える方も多いことでしょう。
しかしここで、もうひとつの選択肢をうっかりお忘れではないでしょうか。
それは、漢字を使うのではなく、ひらがなの名前を付ける、という選択です。
あなたが学生だったとき(もしくは現在学生でいらっしゃるかもしれませんが)、
学年にひとりは名前がひらがなの子がいたのではないでしょうか。
そう、とても珍しいというほどではなく、
一般的な選択肢としてひらがなの名前というものがあるのです。
このひらがなの名前にすると、いったいどのような良いことがあるのでしょうか。
まずはやはり、その見た目です。
ひらがなは漢字のように角ばった文字とは対照的に丸みを帯びているものですから、
それを見る人に柔らかな、優しい印象を与えることでしょう。
「薫」と「かおる」では、かなり違った印象を受けるのではないでしょうか。
また、ひらがなだと「初対面の人にも名前が読みやすい」というメリットがあります。
読みやすいというよりは、読み間違えようがない、というべきでしょうか。
そのため、漢字の場合よりも早く名前を覚えてもらえるかもしれません。
また優しい印象ですから、
そういう意味でも初対面のときに接しやすいと感じてもらえるかもしれません。
他にも、名簿などで名前を探しやすいという利点もあります。
やはり漢字とひらがなでは漢字を使った名前の子が多いのが現状ですから、
そういう中にあって、ひらがなの名前というのは良い意味で目立つものです。
それが例えば何かの発表会なんかだった場合には、
見てくれる人の印象にもより残りやすいでしょう。
簡単にご紹介しましたが、ひらがなの名前というものには、他にもいろいろなメリットがあるものです。
名づけでお悩みの際には、一度検討してみるのも良いかもしれませんよ。