結婚・出産という人生のイベントの中でいろいろと悩むことは多いですが、子どもの名付けというのはその中でも頭を悩ませることが多いテーマのひとつでしょう。子どもは基本的に親から命名された名前を一生使うことになりますから、子どもが赤ちゃんのときの印象で名付けてしまうと、大人になってから不自然に感じられたり、さらに高齢になったときにどうかなどのことも考えて命名してあげる必要があります。いわゆるキラキラネームというような言葉もあるように、珍しくてもあまり好意的に受け取られない名前というものもあります。この記事では、親の頭を悩ませる子どもの命名について、人気の名前や名付けルールについて説明します。
女の子の名付けで注意するポイント
子どもの名付けにはいろいろと考えるポイントがあります。その子がどのような子どもに育ってほしいかという親の願いを名前に込める場合もあれば、親の文字を子どもに受け継ぐというような場合もありますし、字画や字数を気にするという場合もあるでしょう。また、生まれてきた時期や月などを名前に盛り込むというのもよい選択肢です。また最近ではそれとは別に、もっとシンプルに名前の音の響きがかっこいい・かわいいからという理由や、有名人、タレント、俳優などの名前をもじったものにしたり、あるいは外国人の名前に漢字を当てたりアニメのキャラクターの名前に漢字を当てたりといった命名法もあります。
とはいえ、名前は一度付けると原則として変更するものではないこと、それを一生使い続けるということから考えると、そうおいそれと適当につけることはできません。
多くの親御さんたちが女の子の名付けにおいて気にするポイントとしては、「女の子らしいかわいい名前であるか」ということ、「名前の読みや漢字などの使い方が不自然なものでないか」ということ、そして「大人になっても違和感なく使い続けられるか」というようなことでしょう。
実際に、これらのことを注意して名付けをすると、後々後悔したりすることのない名付けができることでしょう。
最近の名付け事情から人気の名前の傾向を知る!
このように、名付けには様々な検討するべきポイントがあるわけですが、それでは近年の人気の名前はどのようなものなのでしょうか、また、最近の親御さんたちはどのような理由でその名前を選んでいるのでしょうか。
妊婦・育児関連の情報を発信している「たまひよ」によれば、2018年の名前ランキングでは、女の子の名前ランキング1位は「陽葵(ひまり)」ちゃん。「芽依(めい)」ちゃんと、「莉子(りこ)」ちゃんがその下に続きます。ちなみに、1位の「陽葵」ちゃんにも使われている「葵」という字については、4位にも「葵(あおい)」ちゃんが登場します。なお、10位には「陽葵」ちゃんの「陽」の字と同じ「陽菜(ひな)」ちゃんが登場します。男の子の名前にも2位、3位に「陽翔(はると)」くん、「陽太(ひなた)」くんが登場しますし、10位にも「陽斗(はると)」くんが登場するため、男女双方の子どもに「陽」の字が使われる傾向にあるといえるでしょう。親御さんは漢字の持つ意味についても考えて名付けをするケースがあるため、陽は太陽や明るいというイメージを持つ漢字であることから、明るく育って欲しいというような願いのメッセージが込められているのかもしれませんね。
個性のある名前とキラキラネーム
メディアでも度々取り上げられ、ネットなどでも話題の「キラキラネーム」というものですが、多くの場合、「読みにくい」「就職活動のときに恥ずかしい」「高齢になったら違和感がある」など、あまり肯定的な文脈の中では使われない傾向にあります。
実際のところ、親御さんの中には「他の子とは違う個性のある名前をつけたい」という思いを持っている方も少なくありませんし、それ自体は悪いことではありません。しかしながら、赤ちゃんの頃や子どもの頃は良くても、大人になったときや高齢になったときなどに、子ども自信が「名乗るのが恥ずかしい」と感じるような名前は避けるのが無難といえるでしょう。
ではどのように個性を出すかということですが、本人が生まれてきた時期、季節などを名前に盛り込むという方法があります。これは手法としては珍しくありませんが、名前と本人の生まれたこととがしっかりとリンクするため、名前そのものがアイデンティティとなりやすいということが言えます。
日本は四季がはっきりしていることが特徴であることから、季節に関する言葉にも様々な言い方があります。たとえば春の季節を表すにも、単純に名前に春を入れて「小春」「千春」といった名前にすることもあれば、木々が芽吹く季節であることから「芽」を入れたり、「青葉」という名前も風情があるでしょう。
このように、季節から連想されるキーワードに漢字を当てたり、そこに音を当てたりして名付けをすることで、他にはないユニークな名前をつけることができるとともに、本人にもしっかりと「なぜその名前なのか」を説明でき、親子ともども、納得できる名前をつけることができるでしょう。
まとめ
子どもの名付けは親にとっても子どもにとっても一大事です。後悔のない名付けをするために考えすぎてしまい、かえって不自然になってしまうケースもあります。
大事なことは、子ども自身がその名前を人前で恥じることなく名乗ることができるか、なぜその名前なのかということがしっかりと筋道立っていることだとも言えます。
子どもの生まれた時期、季節なども取り入れた上で人気の名前に使われている漢字なども参考にして、ぜひ後悔のない名付けをするようにしましょう。
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