自分の名前は自分を証明するもの、一生付き合っていくものです。しっかりとした知識がないまま名前をつけてつけて子供につらい思いをさせてしまうなんてことにならないために、あらかじめ注意するべきチェックポイントを抑えておきましょう。
先輩ママはどうやって命名した?
実際に命名をしたことがある方たちは何を思って赤ちゃんに名前を付けたのでしょうか。
出産までに決まっていたの?
赤ちゃんの存在が分かってからすぐに名前を考える、男の子か女の子か分かってから考える、産まれてから考えるなど命名のタイミングは人それぞれです。しかし中には、出産前に名前を考えておけばよかった、などと後悔するママも存在します。その理由として、産まれる直前になって夫婦間や両親と揉めるという事例が多く挙げられました。ここでは出産までに名前を決めておくメリットをご紹介します。
・夫婦で考えることによって仲が深まる
・早めに決めておくことで周りの人にも声をかけてもらえる
・旦那さんにも父親という自覚が芽生える
・家族が増えたという実感がより大きくなる
などです。じっくりと時間をかけて名前を考えることができますし、トラブルの軽減にもなります。早めの命名は良いことのほうが多そうです。
どのように命名したのか?
名前は名付け親が何かしら考えてつけてくれたものです。先輩ママはどういった思いを込めて命名したのでしょうか。
・自分の名前や両親の名前から一文字とった
・姓名判断を利用した
・単純に好きな漢字を入れた
・響きが好きだから
・ほかの人と被らなさそうなものを選んだ
などです。
自分の名前や両親の名前からつけると、より強いつながりを感じることができて嬉しいという方が多いです。また、姓名判断はインターネットで気軽に利用することができます。画数や風水を占うなど、できる限りのことは全て試したいですね。
命名するときのポイント
それでは実際に命名する際に気を付けるべきポイントをみてみましょう
苗字と合わせた時のバランスは?
名前を決める際には苗字と併せて考えることを忘れないようにしましょう。
「大場加奈子、三上美香、杉村柊樹」
パッと見たところ、別に普通なのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかしこれらの名前は
・苗字と名前をつなげた時に違う意味になる
・呼びづらい、読みづらい
・似たような漢字ばかりになっている
上の注意するポイントに当てはまるものになります。
「大場加奈子」は「大馬鹿な子」とも読めてしまう、「三上美香」はひらがなに直したときに読みづらい、ということがあります。また部首がすべて同じであったり、同じ漢字を二回使ったりするのも全体のバランスを見てから考えたほうが良さそうです。
命名する際に使えない漢字とは?
“使わないほうが良い”漢字もありますが、ここでは使えない漢字を紹介します。
名前に使えない漢字とその理由
名前に使えない漢字は「常用漢字2136字」にも「人名漢字863字」にも当てはまらないもの。
例えば、「曖」「檸」「薔」「薇」。
これらの漢字は「曖昧」「檸檬」「薔薇」などと普段の生活でも目にするものですよね。
その他にも「薺(なずな)」「璦(あい)」
これらは名前の響きは可愛く、女の子らしいですよね。
見た目や響きからすると何の問題もなさそうですが、これらはどうして名前に使用することができないのでしょうか。
どうして使うことができないの?
先ほど挙げた例は全体の一部ですが、これらはどうして使うことができないのでしょうか。
それは、戸籍法施行規則第60条で認めてられないから。それらの多くは旧字体や明らかに画数が多い漢字。また、一般的に使われていて理解できる漢字でないといけないとされているので、上記の漢字は命名には使用することができないのです。
イニシャルは大丈夫?
名前も決めた、苗字との組み合わせもばっちり!
…本当に大丈夫ですか?
意外と忘れがちなのが、イニシャルのチェック。
「後藤奈々」→N.G. 「千葉和香子」→W.C.
など。文字に起こしてみないと気づきにくいポイントですね。
とはいえ避けるべきアルファベットの組み合わせは限られているので、対策がしやすいです。命名する際の最終チェックはイニシャルまで確認を忘れないようにしましょう。
キラキラネームから改名する人々
キラキラネームとは、一般常識から外れている名前のこと。
例えば、「美々魅(みみみ)」、「赤苺(にゅうい)、「男(あだむ)」など…
はっきりとした境界線があるわけではありませんが、誰もが驚くようなキラキラネームが実際に存在するのです。
過去の改名の実例
名付け親は他人と被りたくない、唯一無二がいい、珍しい名前にしたい、など思いを込めて名前を付けたのではないかと思います。しかし多くの子供はその珍しさからからかわれたり、いじめにつながったり、大人になったと思ったら就活でも色々突っ込まれたりと大変な思いをしています。
改名の手続き方法
実際の改名方法ですが、最初の手続きである改名申請は郵送でもOKです。その際に必要なものが
・名の変更許可申立書
・戸籍謄本
・名の変更の理由になる資料
この三点です。
かかる費用は800円の収入印紙と郵便切手のみです。
長くても一か月以内には面談の日時が記載された「審問期日通知書」が送られてきます。面談を行い、後日、改名許可の結果が書かれた「審判書」が届きます。その後、戸籍変更や各種名義変更の手続きなどを行い、改名が完了します。
いかがでしたか?正直、面倒ですよね。子供にも迷惑をかけてしまうし手間もかかります。
やはり名前をしっかり考えることは大切ですね。
名前は一生使うもの
条件さえクリアすれば改名は可能です。しかし、親は自分がつけた名前を変えられることに少なからずネガティブな感情を抱くでしょう。子供も親がつけてくれた名前を改名することと社会の中での生きづらさとの間で葛藤します。子供につらい思いをさせない為にも、よく考えて命名することが大切です。
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