名前の由来について

名前の由来について

 

あなたは、自分の名前の由来というものをご存知でしょうか。

多くの方が、人生のどこかの段階で、親御さんに「自分の名前って、どうやって決めたの?」という質問をしたことがあるかと思います。

名前の由来としてよく聞くのは、「父親や母親、あるいは親戚から漢字を受け継いでいる」というものです。漢字を一文字だけ受け継いでいるということもあれば、複数人から複数の漢字を受け継いでいるという場合もあるそうです。

家族や血筋との繋がりを感じることのできる、素敵な由来ですね。

また他には、生まれた季節から名前を付けたということもあります。

例えば「春人」や「夏希」など、季節の感じが入っている名前は、そのような由来を持っているかもしれません。直接的に四季の漢字でなくとも、「雪美」など、その季節を連想させる漢字を使われているパターンもありますね。

こういう由来だと、誕生日のたびに自分の名前の由来をふと思い出して、なにかあたたかい気持ちになることができそうです。

 

名前に込められている想い

 

また、両親から子供に対する願いを込めて付けられることもあります。

これは生まれた時期や場所ではなく、「この先、どういう人間に育ってほしいか」という由来ですね。その願いが込められた名前で一生を過ごすことになるので、ふとしたときに背中を押してくれる、心の支えになってくれる、そんな由来と願いの込められた名前でと良いですよね。

ただし、あまりにも親の気持ちを強く込めすぎると、それは願いではなく、子どもを縛る鎖になってしまう可能性もあります。

成長した後も子どもを縛りすぎない、そんな願いを込めた名前をつけたいものですね。

人によっては、漢字や願いよりも、画数を最優先してつけられることもあるようです。

姓(名字・苗字)と名との兼ね合い、画数を診断して、最適な運勢になるように画数を調整するのです。

「この漢字を使いたいけど画数が悪いから、こっちにしよう」というような具合ですね。画数による姓名判断の結果は子どもが成長してからも変わらないでしょうから、将来自分の名前を自分で調べて診断したときなどに、運勢の良い画数だとご本人もきっと嬉しいことでしょう。

ここまでよく聞く名前の由来をご紹介してきましたが、一方で、「子どもの名前に、由来がない」ということで悩まれるご家族もいらっしゃるそうです。

しかも非常に珍しいケースだというわけでもなく、インターネットで検索してみると、一定数のお悩み相談のようなものを見つけることができます。

しかし、「フィーリングで決めた」「好きな漢字だから」というのも、素敵な由来ではないでしょうか。

何か仰々しい由来だから良い名前なのではなく、お子さんがその名前を気に入っているかどうか、ということが重要だと思います。ぜひ、ご自分の付けた名前を誇っていただきたいと思います。