2019年名づけの傾向は?キラキラネームとレトロネーム

生まれてくる我が子にどんな名前をつけようか。まだそんな予定がなくとも、みなさま一度は考えたことがあるのではないでしょうか。名前は親から子への最初のプレゼントとも言われます。そして、与えられた者にとってもこれから長い人生を歩む上でとても重要な要素になると思われます。そこで、昨今どのような傾向で名づけが行われているのかみていきましょう。

キラキラネームはもう廃り?

キラキラネームとは、ぱっと見て読めないような当て字や、アニメ・漫画のキャラクターの名前など、一般常識からは外れているとされる珍しい名前に対する表現です。例をあげると泡姫(ありえる)、獣王(らいおん)、詩(ぽえむ)など、検索すればもう数えきれないほどのキラキラネームが出てきます。一時期世間を賑わせたこのキラキラネームですが、昨今減ってきているのではないかと言われています。

キラキラネームを改名した事例

赤池王子様という人物をご存知でしょうか。漢字のとおり名前は「おうじさま」と読む、現在18歳の男性です。彼は2019年3月7日に「赤池肇」という名前に改名したことを公表しました。名づけ親は唯一無二の存在であるという理由からその名前をつけたそうですが、王子様と名付けられた当の本人はこれまでとても生きづらかったと言っています。そこでついに改名を決意し、これ以上自分のように生きづらい人物が出てきてしまわないようそれを公表しました。その当時はテレビやメディアで数多く取り上げられ、世間に大きな影響を与えたと思われます。親が与えてくれた名前を改名するというのは簡単に決意できることではなかったと思いますが、それ以上にこのままでは生きづらかった背景があったのではないかと思います。

なぜキラキラネーム生まれてしまうのか

自分の子供には他にないような可愛い名前をつけたいと思うのはもちろんです。そこで考えた名前は役所に届け出るには特に制限がなく、基本的に何でも許されてしまいます。しかし、難解、卑猥、使用するにあたって著しく不便な名前は命名することができないケースもあるようです。ただそれも役所によって対応が違うためにどんなキラキラネームであっても届け出が受理されてしまう現状があります。いくら制限がないといっても可愛い、珍しいという基準ではなく、我が子がこれから人生を歩むにあたって何も不便がないような名前を考えたいものです。

最近の流行りはレトロネーム

レトロネームとは、「~子」「~太郎」「~介」など、読みやすく正統派な名前を指しています。読みやすいだけでなく、日本の伝統的な美しさが感じられることも人気の原因のようです。

男の子に人気なレトロネーム

大和(やまと)
使う漢字も読みも日本的な大和。人気漢字の「大」が入ることで、たくましさや雄大さが感じられます。
葵(あおい)
女の子にも人気な「葵」は男の子にも人気。漢字一文字で、凛々しいイメージになり、音の響きもさわやかです。

女の子に人気なレトロネーム

莉子(りこ)
「茉莉(まつり)花」はジャスミンの一種をあらわします。そのなかの漢字「莉」とレトロネームの止め字「子」を組み合わせた名前が人気。「りこ」という響きもかわいらしく、やさしいイメージですね。
千尋(ちひろ)
ジブリ作品「千と千尋の神隠し」にも登場する、古風なイメージの名前。「千」にも「尋」にも数の大きさ、深みの意味がありますが、2つを組み合わせることで大きな心、優しさを感じさせます。
楓(かえで) 紬(つむぎ) 桜(さくら)
ひらがなにしても人気の名前。古風で美しさが感じられます。

最近の名づけの傾向は?

レトロネームの流行りに加えて、やはりその時期に沿った名づけがされる傾向があるようです。
2019年4月生まれのトレンドの名前が先日発表されました。女の子に人気の名前ランキングTOP3は、1位「咲良」、2位「陽菜」、3位「さくら」でした。春の代名詞「桜」を連想させる「咲良」「さくら」に加え、あたたかな陽射しと芽吹きの季節を思わせる「陽菜」と、まさに“スプリングネーム”にふさわしい名前がTOP3を独占。「陽菜」のよみは「ひな」が最も多く、ほかに「はるな」「あきな」「ひなた」「ゆな」などがありました。
また、5位には「桜」の漢字を含む「美桜」がランクイン。テレビドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』をはじめ、『SUITS/スーツ』や『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』などの話題作に出演し、オーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」が発表した『2019年 ネクストブレイクランキング』の女優部門で1位に輝いた、今田美桜さんの影響により人気が急上昇したのかもしれません。
男の子に人気の名前ランキングTOP3は、1位「蓮」、2位「湊」、3位「樹」でした。夏に開花を迎える「蓮」や、水辺を連想させるさわやかな印象の「湊」など、一足早く初夏をイメージできる名前の人気が高まりました。

4月1日には新元号『令和』の発表があり、4月生まれの赤ちゃんは、“最後の平成生まれ”となります。男の子の名前の中には、『平成』を思わせる「成平(なりひら)」のほか、「令平(りょうへい)」や「令成(りょうせい)」といった、『平成』と『令和』のハイブリッドネームもあったようです。その傾向を見ると、令和最初の月である5月に生まれた赤ちゃんにも「令」の字が使われることが多いのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。キャラクターの名前をつけるのも、他にはない珍しい名前をつけるのも、流行りの名前をつけるのも良いとは思います。ただ、我が子が大変な人生を歩むことにならないように名づけをするときは慎重に考えていただきたいと思います。

 

命名依頼ご検討の方へ

推奨命名プロ:http://www.meimeishi.jp/

メルマガ登録:https://tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000084264

ECマーケット:https://tsuku2.jp/meimeishi567

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA