子どもの名付けが理由で、離婚することもある?
自分の子どもが生まれるというのは、人生の中でもかなり重要な出来事ですよね。そしてその中でもひと際大切になってくるのが、「その子にどんな名前を付けるか」ということだと思います。これから生まれてくる子どもが一生名乗っていく名前であり、周りの人から呼ばれる名前でもあります。自分で自分の名前が好きになってくれる、そんな名前を付けたいと思うものですよね。
しかし、名付けに真剣になるあまり、それが理由で離婚にまで発展してしまうというケースがあることをご存知でしょうか。自分たちの子どもが生まれるというのは、人生の中でももっとも幸せな瞬間であると思うのですが、それが一転して地獄となってしまうとは、どういうことなのでしょうか。
まず問題になるのは、「夫婦で付けたい名前が一致しない」というパターンです。それぞれが非常に強いこだわりを持っている名前があると、なかなかお互いに譲ることができません。それで譲らないまま口論になり、離婚話に発展してしまうというのですね。
また、「どちらかが付けたい名前を、もう一方がどうしても気に入らない」という場合もあります。これは単純に名前が気に入らないという理由であったり、「好きな女優の名前を付けたいけど奥さんが嫌がる」「元カレの名前を付けようとしたが旦那さんが嫌がる」というパターンまであるようです。
どちらかが納得しないまま無理やりに名付けてしまうと、その子を呼ぶたびに嫌な気持ちになってしまうかもしれません。何より、そのような気持ちで呼ばれてしまう子どもがかわいそうです。自分の満足だけでなく、「この名前を名乗るときも呼ばれるときも、この子が幸せに感じることができるかどうか」という、視点を思い出すことが大切かもしれません。
また、夫婦間ではおさまらず、親戚や友人を巻き込んで名付けの話が盛り上がることがあります。そしてそのような場合でも、やはりいざこざは起こってしまうものです。例えば、どちらかの家が、自分の家に伝わっている名前の付け方を強要しようとしてくる場合です。「決まった漢字を入れる」「親の字を入れる」などですね。夫婦ともに喜んでそのルールに従うのならなんの問題もないのですが、どちらかが反対しているのに無理やりに名付けようとすると、もちろんトラブルになってしまいます。
子どもの名前を付けるときに大事なのは、夫婦がきちんと納得してその名前に決めることができるかということです。親戚など周囲の声もあるかとは思いますが、一番大事なのは親である二人の意見です。そこが一致していると、名付けが理由で離婚にまで発展するということは、あまりないでしょう。
どうしても意見がまとまらない場合には、名付けのプロに相談するという手もあります。親戚などのしがらみを気にせず話を聞いてもらえるため、より納得のいく名付けになることでしょう。子どもの名付けという幸せな時間を、ぜひ楽しく過ごしたいものです。
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