令和に流行る名前は何？昭和からの振り返りと命名のブームについて

平成から令和に変わったのは記憶に新しいですね。時代とともに流行りも移り変わっていきます。つい最近まで新しいと思っていたものがいつの間にか時代遅れと言われたりします。ここでは命名のブームを時代の流れにそって紹介していくとともに過去の傾向から令和に流行る名前を予想していきます。

昭和～平成までの命名ブームとは？

年代別ランキング

まず、昭和時代の男性はとにかく一文字が多い。命名ランキングの第1位から10位まですべて一文字だったのが昭和64年のうち19年間もありました。その中で人気だったのが「清」「勇」「誠」など。しかし年代が進むにつれて二文字の名前が増えていきます。昭和の最初のほうは“漢字一文字”ブームだったようですね。
そして女性の名前ランキングでは圧倒的な「〇子」人気。昭和30年頃までランキング第1位から10位まですべて「子」がつく名前でした。昭和30年以降はどうなったかというと、「〇美」が登場しました。そして昭和50年頃になるとちらほらと漢字一文字が増えてきました。男性とは流行る順序が逆ですね。
そして平成のランキングでは、男性の名前に多かったのが「翔」。「翔太」「翔平」など様々な名前に「翔」が使われていました。他には「海」や「陸」が人気で、自然を連想させるものが多くありました。
女性は「愛」「美咲」「陽菜」「さくら」などが人気でした。ひらがなの名前もランクインしており、文字数の流行りは無く、ひらがなの名前も登場するなど多様性が出てきました。共通するのはどれも暖かさのある名前ということですね。

なぜ時代によってブームが変わるの？

名前には、名づけ親の思いや願いがこもっています。つまりその時代の背景も少なからず名前に影響しているのです。例えば、戦争が始まった時代では「勝」という名前が多くみられましたし、自然を連想させる名前が多い時代は、人々がそれを欲しているのかもしれません。また、昭和になったばかりのときは「昭」という漢字が多く使われたり、平成になったときは「平」「成」どちらも多く使われたりしました。ここから考えるとこれから数年は「令」「和」が多くの人気を集めるかもしれませんね。

ハワイ語命名ブームって？

ハワイ語の命名は響きも日本語に馴染みやすく、素敵な意味を持つものがたくさんあります。それがだんだんと広がり、ハワイ語命名ブームが平成の中で起こったのです。

あの芸能人もハワイ語で名前を付けていた！

ハワイ語命名でよく知られるのが芸能人の木下優樹菜さん。娘さんにつけた名前が「まかな」ちゃん。ハワイ語で贈り物という意味です。誰が発祥かは定かではありませんが、芸能人の影響でこのブームが広まったのは確かでしょう。その時代の影響力を持つ人もまた、ブームを左右しているのかもしれません。

ハワイ語で命名するときの注意点

ハワイ語で命名するときの注意点としてあげられるのが、漢字の使い方です。せっかく可愛い響きやかっこいい意味のハワイ語を選んでも、そこにあてる漢字を一歩間違えるとキラキラネームになりかねません。ハワイ語をそのまま使うのではなく、最後に一文字足すだけでも、オリジナリティが出て良いでしょう。様々な工夫をして、子供に喜んでもらえるような名前をつけてあげたいですね。

令和に流行る名前は何？

さて、ここまで昭和、平成と振り返ってきましたが、様々な流行りがありましたね。これからの時代、令和ではどんな名前が流行るのでしょうか。

「令」と「和」の意味

大正も含め、昭和、平成、とその時代の年号を入れた名前も多くランキングに入っていました。「令和」は名前に使えそうなのか、それぞれの意味を見ていきましょう。
「令」…立派な、規範、いましめ
「和」…なごむ、のどか、うららか
など。「令」は少し堅苦しい印象かもしれませんが、名前に使う時には「清らかな心を持つ人」「信頼を寄せられる人」といった意味合いにもなるそうです。どちらの字も素敵な意味を持っていますね。

カズレーザーの本名も？

お笑い芸人のメイプル超合金として知られるカズレーザー。
その本名が改元とともに話題になりました。なんと「和令（かずのり）」なのです。みごとに令和の文字が両方とも使われていますね。これは令和になる前につけられた名前なので偶然ですが、実際に名前に取り入れやすい漢字というとこからこれから増えていくことが予想されます。特に令和元年に生まれた赤ちゃんには令和から一文字とってつける方が多そうですね。